【ネタバレ感想】アニメ『【推しの子】』第3期 第26話(第3期 第2話)「打算」
【ネタバレ感想】アニメ『【推しの子】』第3期 第26話(第3期 第2話)「打算」
2026年1月21日放送。前回の「入れ込み」からさらに一歩踏み込み、今回はルビーの「変化」が物語を大きく動かしました。
総評:瞳の星が黒く輝く、ルビーの「覚醒」に震えた24分
今回の「打算」というタイトル、視聴後に改めて見返すと非常に重みがありますね。これまで天真爛漫な「光」の象徴だったルビーが、芸能界という戦場で生き抜くために選んだ「闇」の手段。その変貌ぶりに、ゾクゾクした方も多いのではないでしょうか。
特筆すべきは、やはり映像演出です。ルビーの瞳に宿る星が、冷たく、そして鋭く黒く光る瞬間の作画は、彼女の決意の固さを物語っていました。また、今期のEDテーマであるなとりさんの「セレナーデ」の入り方も絶妙で、不穏ながらも美しい物語の余韻を完璧に引き立ててくれています。
スタッフ情報としては、今回も原作の心理描写を丁寧に拾い上げており、特に「大人たちの打算」と「子供たちの執念」が交錯する演出が見事でした。
第26話
物語の核となったのは、ネット番組『深掘れ☆ワンチャン』でのルビーの立ち振る舞いです。かつての彼女なら戸惑っていたであろう過激な演出や、番組を「回す」ための冷徹なムーブ。共演者を踏み台にするかのようなその姿は、まさに芸能界の荒波に「打算」を持って挑んでいる証でした。
その急激な成長……いや、「豹変」の裏にいたのは、かつての苺プロ社長・斉藤壱護。
- 釣りをしながら隠居生活を送っていた彼が、ルビーに何を吹き込んだのか
- 復讐という共通の目的で結ばれた「師弟」以上の共犯関係
- アクアさえも知らないところで動き出した、ルビーの独自ルート
これらが明らかになるにつれ、視聴者として「彼女を応援したいけれど、どこか遠くへ行ってしまうような寂しさ」を感じずにはいられませんでした。一方で、アクアとあかねのシーンでは、二人の関係がより深まっているようにも見えますが、そこにもまた、お互いの「目的」や「打算」が透けて見えるのが、この作品の切ないところです。
ルビーが掴み取ろうとしているのは、アイが見た景色なのか、それともアイを奪った犯人の首なのか。彼女が笑顔の裏で何を考えているのか、その一挙手一投足から目が離せない回となりました。
次回予告
ルビーの変貌がB小町のメンバーにどのような影響を与えるのか、そしてアクアは妹の異変にどう向き合うのか。いよいよ宮崎への足音が近づいてくる予感がします!